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| 2004/ 8/30 宮本先生講演会 資料
東京都墨田区家庭センターにて、 宮本伸哉先生(東京大学医学部大学院医学系研究科脳神経医学)をお招きし講演会を行いました。 ・宮本先生のメッセージ(HTML)
・当日の模様→(HTML)
・当日配布資料→
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宮本先生からのメッセージ
自転車補助椅子をお使いの お父さんお母さん。
| 意外かもしれませんけれども、自転車補助椅子に乗せたお子さんの怪我が本当に多いのです。
出来れば自転車補助椅子にお子さんを乗せるときは、小児用の自転車のヘルメットをきちんと被らせて下さい。 そうすることによって、ほとんどの頭の怪我というのが予防出来ると思います。
よろしくお願いします。 | | | | | |
| M E D I C A L F A C T S |
自転車補助椅子に関連した乳幼児頭部外傷(論文より抜粋) −宮本伸哉 東京都都立墨東病院 脳神経外科−
| 出典: | 神経外傷26:109-114,2003 |
| 研究者: | 宮本伸哉、脊山英徳、花川一郎、中村安伸、村尾昌彦、井出隆文、竹村信彦 |
親の運転する自転車の前後に取りつけられた補助椅子に乗せられて怪我をする子供が急増している。そもそも小児を自転車に乗せる行為そのものが危険なのであるが、補助椅子はその簡便さから幼児だけでなく、乳児までをも乗せることを可能にした。
我々は、平成14年10月より平成15年6月までにすでに50例を経験した。そのうちの一例として、平成14年9月5日、母親の自転車の後部座席に3歳女児が乗車中、スリップして自転車ごと転倒し、左側部を強打した。
受傷直後左耳介後部が痛いと号泣するが、数分後には意識消失し当院緊急受診。CTにて左急性硬膜外傷血腫を認め、緊急開頭血腫除去術を施行した。
平成15年1月から平成15年2月の約2ヶ月間、都区内の幼稚園を無作為に100園抽出し、調査した。 我々の調査では、回答者581人のうち、自転車補助椅子を購入したことがあると答えた人は560人(96.4%)にのぼり、そのうち、実に購入した38.8%の(271人)の親が自転車補助椅子に子供を乗せて、怪我をさせた経験をもっていた。これは親の3人に1人以上が自分の子供を負傷させていることである。怪我をさせた回数は1回が126人、2回が58人、3回が26人、それ以上の人もいた。
負傷時の状況は、走行中42.2%(148件)、停車中32.2%(113件)、押し歩き7.7%(27件)、急停車6.0%(21件)、発進時12.0%(42件)であり、自転車を押して歩いていたにもかかわらず、事故が生じていることは注目に値する。実際、前述の急性硬膜外血腫の症例も母親は押して歩いていて事故を起こしていた。
転倒した原因としては、障害物に接触13.7%(48件)、スタンドを立て止めていた自転車ごと転倒14.2%(50件)、運転者が誤って転倒44.2%(155件)、子供の足が車輪に巻き込まれた6.0%(21件)であった。
スタンドをたてて自転車を止め、目を離したすきに転倒するという事故も多く、保護者の不注意、怠慢があらためて浮き彫りとなった。
怪我をした子供の年齢は、2歳39%(84件)が最多で、次いで3歳33%(70件)であった。 外傷の場所は、頭部が全体の36.2%(127件)で部位別で最多であった。下肢が27.1%(95件)で次に多かった。後遺症が残った患児も、瘢痕12人、その他4人(歯牙脱臼、痙攣発作など)が存在した。
自転車補助椅子に乗せられて怪我をし、医療機関を受診する乳幼児があとをたたないことは脳神経外科医ならずとも多くの医師が痛感してきたことである。
日本の自転車補助椅子の取扱説明書、警告のシール等に子供にヘルメット着用の注意を促す警告は全く無い。米国の基準はヘルメットを着用していることが前提となっている。保護者がヘルメットを着用させずに子供と自転車に同乗する行為は、まさに子供の健康、安全への配慮を怠っている行為といえよう。
最後に、我々大人は自らの利便性、利潤を追求するあまり、多くの子供たちが毎日全国で負傷している現実を忘れてはならない。 今後法規制を含め、社会的な対応が急務である。 |
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データをよりわかりやすくするため、グラフを作成中です。しばらくお待ちください。 尚、警察庁が纏めたグラフが7月より通達公開されておりますのでこちらも、ご参考下さい。
「自転車の幼児用座席に乗車させた幼児の安全対策 について」(PDFファイル)
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