マ マ チ ャ リ 体 験 談
ママチャリ目撃談
(東京都 墨田区 Yさん)
 今では、ママチャリ子どもを守る会のメンバーとして 自転車への子どもの乗せ方について詳しくなった私。

なぜこの活動に参加したのだろうと自問してみる。
そこには、どうしても忘れることができない あのときの風景が無意識に働いているのかも 知れない。

それは、たぶん3年くらい前のある日の夕方。 私はコンビニかどこかへ行こうと家の近くの比較的 広い歩道をゆったりとした気分で歩いていた。

すると突然、後ろから走ってきた自転車が、私を通り越した時、その目の前でガシャンという音とともに 倒れたのだ。

自転車を運転していたのは、確か30代くらいの女性で その後部椅子には小学生くらいの男の子が。 もちろん自転車が倒れた瞬間に男の子は歩道に投げ出された。
(今から考えてみると補助椅子にはシートベルトというものが なかったのだろう)

電車の中で席を譲るのも何か気恥ずかしい私だが、 このときはそんなことは言ってられなかった。
目の前で こんなことをこれまで見たことがない。

私:大丈夫ですか?
女性:ええ、大丈夫です。
(と言いつつ、さっさと自転車を立て直している。)
私:

でも、大丈夫ですか?
(私も気が動転していたのだろう。これ以上の言葉が出てこない。子どもが地面に落ちて、その上から自転車も倒れてきたではないか!大丈夫なはずないだろう。怪我はないのかな。)

女性:モー。何々(男児の名前)ったら〜、しっかりつかまっていてよ!(と叱る)
私:唖然。
(え〜、男の子に何の落ち度もなかったと思うけど。)
女性:さ、早く乗って、ほんとにモー。
(と今にも泣き出しそうな子どもを乗せる。)
私:(怪我しているか、確認しないのかな?)
女性:どうもありがとうございました〜 (と軽快に走り去る)
私:唖然。

今の光景は、一体なんだったのだろう?
男の子に怪我は?
なぜあの お母さんはあんなにケロッとしていたのだろう?
夕ご飯の仕度かなにかで急いでいたのか?
子どもを叱ったのはテレ隠しだろうか?
よくあんな風にこけるので慣れているのだろうか?

数年後の今でも、そのときの疑問は謎のままです。
 
このページを閉じる
Copyright © 2004 MAMA-CHARI.net all rights reserved.
http://www.mama-chari.net/