イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン私 た ち の 活 動ト ピ ッ ク ス宮 本 医 師 の 研 究ホ ー ム
もし、頭を打ってしまったら。


 当会メンバーのお子さんが、頭を打つケガをしてしまい受診した際、(例えば、公園で遊んでいる時ジャングルジムから落ちて頭を打った。プールサイドで滑って転んだ。等)以下の注意事項のプリントを頂きました。

都立墨東病院(東京)と高槻病院(大阪)からいただいたものです。

ご参考になればと思い、こちらに掲載させていただきますので、是非お読みください。

 〜頭を打った時の一般的注意事項〜
 
都立墨東病院


 頭部には、大切な「脳神経組織」があります。頑丈な「頭蓋骨」で、守られていますが、時に、頭部に受けた衝撃が、頭蓋骨を超えて「脳」影響を及ぼすことがあります。その時には、以下にご説明するような症状が出現することもありますので十分に様子を観察してください。万一、症状の出現があれば、直ちにお近くの脳神経外を受診して下さい。

(1)「意識」状態の低下

 成人であれば、問いかけにキチンと応答があり、会話が成立するはずであり、小さなお子さんであれば、機嫌が普通で、あやせば笑ったり、今までできていた発語や動作が、同じようにみられるのが普通です。
 呼びかけても返事がなかったり、ボーッとしていたり、会話の内容が正しくなかったりするのは正常とはいえません。機嫌が悪く、あやしても笑顔が見られず、ぐったりしているのも意識状態の低下が疑われます。
  
(2)「けいれん」の発作

 「けいれん」とは、ひとりでに手や足がつっぱたり、逆にバタバタさせたりすることが多い症状ですが、いろいろなタイプがあります。ショックや寒さで小刻みに体が震えるのとは、少し違います。
 眼(眼球)を含め、見慣れない不自然な動きがあったら「けいれん」の可能性があります。
  
(3)手足のマヒやしびれ

 手や足の、動きや感覚が鈍くなることで、体のどちらか半分(例えば左の手と足)に症状が出ることが多いと考えられます。
  
(4)吐き気や嘔吐(吐いてしまうこと)

 ケガの直後、1〜2回の嘔吐のみで、他に症状のない場合は別ですが、上記(1)〜(3)の症状と同時に、繰り返しみられる嘔吐や勢い(噴火のように)がある嘔吐は、重要な症候と考えられます。
  
(5)その他

 耳や鼻からの持続的な出血や、逆にサラサラした水の流出。物の見え方の異常(物がダブって見えるなど)など。また、高齢者や小さいお子さんの場合、ケガから一ヶ月前後から数ヶ月経過してから症状を出す「慢性硬膜下出血」という病気があります。上記症状のうち、特に(1)や(3)に注意しておく必要があります。
  
 平成11年10月 改訂
 
 〜頭を打った人へ(頭部外傷後の注意)〜
 


 頭を打ったときには、脳に色々な変化が起こります。
特に頭蓋骨(頭の骨)の中に出血すると生命に危険を及ぼすことが多いので注意が必要です。
このような頭蓋内出血(頭の中の出血)の症状は、頭を打った後すぐ起こることも、1〜2日、ときには数日たってから起こることも、また稀にはずっと遅れて時には数ヶ月も経ってから起こってくることもあります。
ですから、現在何も症状がなくても、十分注意しなければなりません。
 頭を打った後、元気だった人が急に死亡したりすることがあるのは、このような頭蓋内出血によるものです。
この頭蓋内出血は、頭蓋骨骨折とは必ずしも関係しませんから、頭の骨に異常がないからと言って安心はできません。家族の方は患者さんをよく観察して、受傷後1昼夜は、たとえ眠っているようでも、1〜2時間おきに念のため声をかけて起こしてみてください。

 そして、次の8つのどれかに当てはまる症状があるか、疑わしいと思われる時には、できるだけ早く患者さんを病院へ連れて来ていただくことが重要です。

@呼びかけても目を覚まさない。あるいはいったん起きてもすぐに眠り込んでしまう。
A話が通じない。しゃべりにくい。
B見当違いのことをしゃべったり、異常に暴れたり、ひどく汗をかいたりする。
C瞳孔(黒目)の大きさが右と左で違ったり、手や足が動かしにくく、あるいは力が入らない。
D頭痛がだんだん強くなったり、あるいは繰り返し嘔吐する。(物を吐く)
E脈拍や呼吸がおかしい。
Fひきつけが起きる。
G小さなお子さんが、非常に機嫌が悪くてよく泣いたりききわけがなくなる。

 なお、小さな子供さんは、相当強く頭を打った場合でも症状が出にくいことが多いので、たとえ元気にしていても、2〜3日は目を離さないことが大切です。
 頭を打った後、少なくとも1〜2日は安静を保ち、1人で外出したりしないよう注意してください。
大阪府高槻市曽辺町1-3-13
医療法人愛仁会 高槻病院 脳神経外科
 

お問い合わせは、メイルでお願いいたします。

 
 |インフォメーションへ戻る
 
Copyright © 2004 MAMA-CHARI.net all rights reserved.